配列Arrayと辞書Dictionaryはプログラムでよく利用するものの一つだと思います。
1列に並んだロッカー。ロッカーには0番から1.2.3と順に番号が振ってあります。
これが配列と言ってもいいでしょう。
(0番から始まる点に注意しましょう。)
//配列 var array1 = [100,200,300,400,500,600]
なお、ロッカーには物(値)が一つだけ入れられます。
今度は、そのロッカーに山田、佐藤と名札をつけます。
これが辞書と言えるでしょう。
//ディクショナリ var dict = [ "age":30, "height":171, "weight":69 ]
配列から値を取り出す時は番号を指定します。
例えば、友人に先ほどのロッカーから物を出して欲しいとき、何と言うでしょうか。
「2番のロッカーの中身を持ってきて。」と言うと思います。
それと同じですね。
この番号を要素、index(インデックス)と言います。
配列の値は[]の中に要素を指定して取り出します。
//配列 var array1 = [100,200,300,400,500,600] println(array1[0]) //100 println(array1[4]) //500 println(array1[5]) //600
では辞書の場合はどうでしょうか?
名札がついてあるロッカーであれば、「山田のロッカーの中身をもってきて」と言うでしょう。
辞書は要素が番号ではなく名前になります。
尚、この名前は自由に決めることができます。
//ディクショナリ var dict = [ "age":30, "height":171, "weight":69 ] println(dict["age"]) //30 println(dict["height"]) //171
配列、辞書への値の追加・削除
最初に設定した配列や辞書に値を追加したい事もよくあります。
値の追加は以下のように行います。
・配列の場合
//配列 var array1 = [100,200,300,400,500,600] //配列の最後に10を追加する。 array1.append(10) //+=で追加も可能 array1 += [111] //複数の値の追加も可能 array1 += [222,333] println(array1[6]) //10
・辞書の場合
//ディクショナリ var dict = [ "age":30, "height":171, "weight":69 ] //要素"number"を追加する。 dict["number"] = 1234 println(dict["test"]) //1234
削除は次の通り。
・配列
//配列 var array1 = [100,200,300,400,500,600] let removeItem = array1.removeAtIndex(3) //要素3の400が削除される。削除した要素の値が戻り値 println(removeItem)//400 //400が削除されたので、要素が一つずつ前にずれる。 println(array1[3])//500
・辞書
//ディクショナリ var dict = [ "age":30, "height":171, "weight":69 ] //nilを設定する事で削除する。 dict["weight"] = nil if let removedValue = dict.removeValueForKey("height") { println(removedValue)//171 } else { println("heightはありません。") } //removeValueForKeyを使っての削除。戻り値は削除した要素の値。 //上記の例ではif文を使って削除されたかを判断している。
他にも配列や辞書はいろいろな操作が可能ですが、それはまた今度。
最後に
配列と辞書はプログラムの基礎の中でも重要な部分です。
自分も復習しながらこの記事を書きましたが、改めて基礎の大切さを感じました。
コメント