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次の次を考える。ステークホルダーを探せ!

   

最近会社でPM研修を受けるようになりました。

PMBOKを理解することを目標に、まずは基礎の基礎を学ぼうということです。

その研修で1つ話題に上がったのが、PJのステークホルダーとは誰なのかということです。

権利を持つ人じゃない。

ステークホルダーというと、PJの命運を左右する決定権を持つ人を想像する方もいるんじゃないでしょうか。

例えばエンドユーザーの部長や、PJ責任者などです。

彼らはPJに対しての決定権と責任を持っています。

彼らはPJ進むべき方向を見定め、進捗を厳しくチェックします。

そしてPJのメンバーから上がってくる様々な問題について判断をします。

まさにステークホルダーというイメージにぴったりの人々。

では、彼らがステークホルダーといってしまっていいのでしょうか?

答えは否。彼らだけがステークホルダーというわけではありません。

利益を受ける人だけじゃない。

PJは突き詰めると、もともとは誰かの要望から始まったものです。

それは社長命令かもしれないし、ユーザーの要望からかもしれない。

とにかくPJが成功した暁には、PJの成果の恩恵を受ける人たちです。

そういった人たちは、PJの最初のフェーズである要件定義の段階と最後であるユーザーテストに登場します。

彼らの要望を満たせないようであれば、そもそもPJの意義を問い直す必要がありますし、そうでなくても仕様を満たしていないと手戻りが発生してしまいます。

ですから、そんな恩恵を受ける人たちもステークホルダーとすべきです。

よかった。これでステークホルダーはそろった。

ほんとうに?

PJに関わる人たちだけではない。

PJには多くの人たちが関わります。

それはベンダーであったり、外部の会社の人達であったり。

さらに自社の他の部門の場合もあるでしょう。

PJの円滑な運営には彼らとのコミュニケーションは欠かせません。

とくに外部との連携などは調整にも時間がかかる為、すぐに進捗上ボトルネックになりやすい。

ですから、彼らにPJとの足並みを揃えてもらうようにしなければなりません。

そう。彼らもステークホルダーとして見なさないといけませんね。

よかった。これでステークホルダーを全て特定できた。

ほんとうに?

ステークホルダーとはPJで影響を受ける人たち

私は上の3種類の人たちがステークホルダーだと思っていました。

しかし、PMBOKのステークホルダーの定義は違いました。

ステークホルダーとは、プロジェクト活動に影響を与える、もしくは影響を受ける人を指します。

この影響を受けるというところがポイントで、それはプラスの利益だけでなく、マイナスの利益を受ける人たちも含まれます。

また、PJに直接関わらないが影響を受ける人たち、例えばエンドユーザーの会社の顧客も含まれることになります。

つまり、PJに関わる人たちの、さらに外側にいる人達までがステークホルダー候補者となるのです。

次の次までを考える。

このステークホルダーの定義は、目から鱗のお話しでした。

ステークホルダーを捉える時、次の次までを考え、どこまで影響が及ぶかを考える。

その上で、ステークホルダー分析をしていかなくてはいけない。

PMというのはなんとも奥深い世界のようです。

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