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ソフトウェアエンジニアは現場で勉強しろという罠

   

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このブログ記事を読んで。

ソフトウェアエンジニアの成長カーブ(再掲載)

自分も中堅SIerで働いているので、この話は実感としてそうだなーと思うわけです。

私の会社の仕事って請負業務という一般的にシステム開発と言って想像するような皆が会社でシステム開発をする業務と、派遣業務という、名前の通りお客様先に行ってPJの仕事をする、大きく2種類にわかれます。

んでもって、今は1:9くらいの割合で、派遣業務がメインの仕事なんです。

それで、新人で入った頃は、ピュアだし上司や先輩の言う事は絶対なんで、とにかく客先の開発作業で使いものになるよう、勉強しなくちゃと、いろいろと技術的な部分を勉強するんですが、2年〜3年経つと、巷でExcel方眼紙め!とか叩かれているような設計フェーズのお仕事をする機会が多くなります。

そうなると、求められるスキルは技術力というよりも、如何にその業界を知っているか? コミュニケーションがあるか?
に重点が置かれ、PJ参画の面接でも最低ラインの技術スキルは満たしてないけど、コミュ力あるし、まぁOkOK。のような感じになったりもします。

さらに会社でも「お前も、とうとうプログラマーからSEになったんだな。」みたいな事を言われ、ちょっと出世した感じになります。
で、結果「なんだこれくらいで仕事できるじゃん。」と思うんです。

大体、設計あたりを任される頃になると、終電帰りとかざらで、ろくに家に帰えれない、むしろ帰れる方がまし!みたいな暗黒ミサ的PJを経験したりするわけで、砂漠のような殺伐とした日々の中で、オアシスのように貴重なプライベート時間を、わざわざ勉強にあてるなんて、無理!信じれない!頭おかしいんじゃないの!と思うのは、まぁ自然といえば自然。

で、そんな状況になると聞こえだすのが、「現場で勉強しろ」という言葉。
特に営業なんかは「知識は無いけどやる気はあるんで必要なスキルもすぐ覚えます。ええ覚えますとも。イッヒッヒ」的なトークで営業かけたりして、「じゃ、頑張って成長してこいや。」とか言うんです。

けど、「現場で勉強」といったって、そもそも3年目くらいまでで勉強したスキルをベースにしているから、入れる現場も似たような所が多い訳ですし、覚える事はそのPJの業務知識と使ってるツールの使い方だったりするんで、当然新しい技術なんて覚える機会なんてほとんどない。
もちろん新しい知識を手に入れられるPJもあるけど、そういうPJは、要はとにく人手が大量に欲しいという炎上PJが大半で、それはもう仕事をとるか、仕事をとるかという2択を迫られる状況だったりする訳で、「新しい知識を手に入れるより、人並みの生活を手に入れたい。」となりかねない。

だけど、そんな事は考えずに「そうだよね。仕事しながら勉強すればいいんだ。」みたいに思っちゃうと、そのままいろんなPJを転々とし、そのまま10年くらい経つと取り残されて、「この人、最近仕事が決まらなくて。」みたいな社内ニートになったりするわけで。

もちろん、会社はそれじゃあまずいという事で、いろいろと資格を取得しろ!とか、勉強会やセミナーに行け!と発破をかけるんですが、それをやると、今度は退職者が多くなる。

うちの会社は、残業代は出るし、資格取得の報奨金も出るしで、そんなにブラックではないと思うんですが、それでも何年か前に、資格取得を目標に掲げたら、年間の退職者が倍くらいになりました。

確かに、土日も休めるかわからないという状況で資格取得とか言われたら、はぁ?となるのは当たり前。
でも、最近は前よりも技術が陳腐化するスピードがあがり、勉強しないとすぐ行き詰まるようになっていくのは目に見えていて。

バランスとるのがほんと難しいなぁって。

ま、結局は本人の意識の問題なんですけどね。

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