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仕事しながらアプリ開発を1年続けると「考え方」が変わる(5) まとめ

   

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今まで、「時間」「モチベーション」「英語」「収益」について書きました。

これまで書いた記事は、開発をする上で感じる代表的な不安要素、つまりは「できない」と思いがちな事柄をあげました。

これについては、1年続けた経験上、「収益」を除いては「できる。」と考えています。

ほんと「収益」を除いてはですけど。

ただ、そもそも根本的な考え方も変わったかなと感じています。

仕事をして「作ること」をやめた。

子供の頃、図画工作が好きで、学校の授業の中で一番好きなだったのは美術の時間でした。

高校では演劇にはまって、自分でシナリオを書いたこともありました。

大学でも下手な小説を書いたり、ビデオ編集をしてネタ番組を作ったりと、「作る」ことをいろいろとしていました。

その延長線上で、プログラムで物を作る仕事がしたいと思って、Sierの会社に入るのですが、そこはBtoBの世界。

作り手が一番モチベーションを感じる、「受けての反応」がまったく見えない。

しかも、お金を頂いている以上は、「作れて当たり前」。

作れなかったら当然怒られますし、残業してでもカバーしないといけない。

成果を求められ、作る喜びなんて微塵も感じない生活。

そんな中で、仕事に追われ、次第にプライベートで何かを作る事はしなくなりました。

お前は一生サービスを享受し続ける側にいるのか?

そして何年かたって思ったのは、なぜか息苦しいということ。

漫画や小説を読み、アニメや映画を見て、美術展や演劇を鑑賞しにいく。

どれをしていても、頭の片隅で、作り手への憧れと嫉妬を感じていました。

作る事を諦めて立場からすると、作者や演者といった人達は輝いていましたし、人生を納得して生きている印象を受けたんですよね。

また、自分だったらこの展開にするのに、こういう演出の仕方も面白いのに、といったアイディアもそこで生まれるのですが、それは形になる事無く、自分の頭の中で消えてしまう。

そんなことへの、つまらなさも感じていました。

そして決まって最後には、「自分は一生、与えられたサービスにお金を払って、享受し続ける側にいるのか?それでいいのか?」と思うようになっていました。

その思いを何とかしよう。自分の得意分野でもう一度「作る事」を始めようと思ったのが、アプリ開発の最初のきっかけだと思います。

作る事で変わる世界

下手なものでも作りきろうと思って、最初に作ったWeatherpは世界中の人にDLしてもらい、今は日本が50%、ヨーロッパが40%、10%が他の地域というような状態です。

作り手になって思う事は、世界の見方が変わるという事。

作る前と作った後で、日常の過ごし方はあまり変わらないのですが、見ているポイントは全く違います。

物を買うにでも、商品のデザインやネーミング、お店の雰囲気や、人の流れ等、アプリに活かせるアイディアは無いかと、常に探すようになりました。

とくに意識しているわけではありません。

ですが、自然とそちらに目を向けるようになったんです。

そうなると、今まで見ているようで見ていなかった、いろんな物事に気づきます。

すると、世界は多種多様で色鮮やかで面白いんだと思えるようになってきます。

そして、どうやってこの先、楽しく生き抜いてやろうか、前向きに考えるようになってきました。

これは作る前に作者に感じていた印象そのものです。

それを作り手側に回る事で、気づいたら自分もそのようになっていました。

これには正直、驚きました。

何年も作り続けないと、到達しない高みの領域だと思っていましたからね。

最後に

私は物を作るのが楽しいと思える人なので、この先もアプリは作っていこうと考えています。

できれば、メインの仕事になれるようにしたいですけどね。

そこは妻と子供もいるので、慎重に考えています。

作るって、辛い事もありますし、「くっそー!」とPCの前で頭抱えたりするんですけどね。

それでも楽しいもんです。

仕事しながらアプリ開発を1年続けると「考え方」が変わる(1)時間について
仕事しながらアプリ開発を1年続けると「考え方」が変わる(2) モチベーションについて
仕事しながらアプリ開発を1年続けると「考え方」が変わる(3) 英語について
仕事しながらアプリ開発を1年続けると「考え方」が変わる(4) 収益について

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